2009年2月1日日曜日

「モダンタイムス」伊坂幸太郎

昨年末に購入して手付かずだった伊坂幸太郎著「モダンタイムス」を本日一気に読んだ。前作の「魔王」と同じくらい面白い。この本で感じたメッセージは3つ『わからないことがあると、人は何でも検索する』 『「あらゆる事象を一方からの視点で判断することは危険である』 『システム(組織)に組み込まれ自分で何も考えなくなったら終わり』 さすがに前作ほどのインパクトは無いが、展開が速くて読みやすい。個人的には、週刊漫画誌「モーニング」で連載するという手法自体が面白いと思う。出版業界、新聞業界を中心に活字離れが騒がれる今日この頃ですが、若者は昔よりメールとか沢山やってるので活字自体からは離れておらず、出版社や新聞社の方から歩み寄る姿勢も必要だと感じる。今回の漫画誌での連載や一昨年話題になった太宰治『人間失格』のカバーを人気コミック『DEATH NOTE(デスノート)』の小畑健氏のイラストに変えた展開(文庫本の「ジャケ買い」)なども全然アリかと。まずは携帯小説でも、ライトノベルでも、何でもいいから本を買って読んでもらうことが第一歩だと思う。俺だって、いきなり太宰治とか、夏目漱石すら読む気しなかったし。(余談ですが、自分が始めて活字だけの本を読んだのは、確か小学校5年生の「マガーク探偵団シリーズ」だったかと…。「ズッコケ探偵団」の外国版みたいな奴だったような。) 新聞業界もジャーナリズムはジャーナリズムで守りつつも、読者の視点に立ったマーケティングが必要なんです。

ちなみに、伊坂幸太郎さんの作品で私が好きなベスト5は以下です。(他にも良いのありますよ)
  1. 「オーデュボンの祈り」 →ずっと、オーデュポンだと思ってました。
  2. 「ラッシュライフ 」 →それぞれの登場事物のストーリーの絡みがお上手で。
  3. 「魔王」→結構重たいメッセージがあります。
  4. 「陽気なギャングが地球を回す」→映画観たいです。佐藤浩市、鈴木京香、大沢たかおのキャストはアリでしょ。
  5. 「アヒルと鴨のコインロッカー」→映画も観ました。瑛太がいい味出してます。

【所要時間:50分 リンク設定頑張りましたが、時間かかるな】