2012年3月1日木曜日

■「フットボールファミリー」

以下、昨日の日経新聞朝刊記事より。
チームのスポンサーとスポンサーを結ぶという話。バイエルンでも同じようなことが行われているとNumber(GM論)にも書いてあった。厳しい経済状況の中では、単純に広告効果というだけでチームスポンサーになるような企業は少ない。
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■フットボールの熱源 ~居心地のよいファミリー~
 先週、鹿島が開いた恒例の「キックオフパーティー」には、協賛企業などから800人を超える「アントラーズ・ファミリー」が集い、親交を温めた。宮崎でのキャンプ期間中には毎年、スポンサーを対象に応援ツアーを企画。定期的にフットサル大会も催している。
 鹿島がそうした交流の場を設けているのは、どうせならスポンサー同士がビジネス面でも結びつき、そこにも協賛のメリットを見いだしてほしいと願っているからだ。
 鈴木秀樹事業部長はいう。「スポンサー企業が新しく店舗をつくるとなれば、LIXIL(トステム)のサッシなどを意識する。飲料の自動販売機を置きたいとなればサントリーを意識する。日ごろの交流があるから、そういうことが頻繁に起きている」。最近では、ともに鹿島のスポンサーであるKDDIが関彰商事(茨城県筑西市)の運営するガソリンスタンドなどで、無料の無線LANサービスを始めた。
 鹿島のスポンサーが長きにわたり支援を続けているのは、そうしたことと関係しているらしい。最上位に位置する12社のオフィシャルスポンサーのうち、10社は10年以上、協賛しており、そのうち5社は1994年からのつき合いだ。
 もっとも、各企業が契約を続けているのは、ビジネス面のメリットがあるからだけではないはずだ。ファミリーのメンバーでいることに居心地のよさを感じるのだろう。
 鹿島は協賛企業の役員を退いた方にアンバサダー(大使)に就いてもらっている。「アントラーズに興味を持っている会社があるんだけれど、話を聞いてあげてくれないか」。アンバサダーからそんな電話が入るという。協賛社のかつての鹿島担当者がOB会をつくって、飲み会などを開いているともいう。クラブを核に人と人がつながっている。(吉田誠一)

--------日経電子版


【所要時間:10分】
本日から、デンソーカップ@宮崎
慶應からは、藤田主将、松下、増田が参加。