2012年12月12日水曜日

■「西脇工業、考える力」

駅伝の名門、西脇工業高校のドキュメンタリーをNHKで見た。
日本の高校駅伝のトップというと、どんでもないスパルタ練習と思いきや、監督殆んど何も言わず。選手が黙々と自主的にメニューに取り組む。但し、個々の選手が考えて走る。
驚くのが、選手たちで試合に出場する7人のレギュラーメンバーと補欠の3人を選出する。(最終的には監督の承認が必要) 番組では補欠の最後1名を、勢いのある1年生とタイムの良い2年生のどちらを選ぶかでチーム内の意見が割れる。涙で仲間に訴える2年生。だが、最後にキャプテンが選んだのは1年生。監督も1年生が選ばれることは想定がだったようだが、選手たちの意志を尊重する。試合本番では、ランナー1人1人に付き人が1人付く。キャプテンが選んだ付き人は、最後に補欠から漏れた2年生だった…。この番組だけ見るに、高校生とは思えない程に自立した集団だ。

■BSドキュメンタリー
「BS1スポーツドキュメンタリー“考える力”で強くなれ~高校駅伝 西脇工業の挑戦」
全国高校男子駅伝で過去8回の優勝を誇る、兵庫県立西脇工業高校。選手たち自らに考えさせる指導で全国一にかける監督と、成長をしていく選手たちの日々を追う。
冬の京都で行われる、全国高校男子駅伝。全国最多の8回の優勝回数を誇るのが、兵庫県立西脇工業高校だ。足立幸永(あだち・こうえい=49歳)監督の指導の信条は、細かな指示はあえてせず、選手自らに考えさせ、気づかせることによって、本当に必要な力を身につけさせること。番組では、足立監督と選手が、12月の全国大会への出場権の獲得に挑む、2か月間を見つめる。

【所要時間:15分】