第60回全日本大学サッカー選手権大会
準決勝 vs明治大学 11:30 @国立西が丘サッカー場
×慶應義塾大学1-2明治大学→公式記録はコチラ
【得点者(アシスト者)】
20分 明大 岩渕良太(田中恵太)
90分 明大 梅内和磨
90+2分 慶大 藤田息吹
インカレ準決勝@西が丘。日本一まで手の届くところまで来た。
気持ちの入った素晴らしいゲームだった。勝つことはできなかった。
試合後、全国3位という誇れる結果を冷静に受け止めようとするも、あと一歩で決勝に行けたという悔しさがこみ上げる。ある種の達成感と日本一に対する渇望。そして、来期に対する危機感が、複雑に絡まる。
とにかく、前に進むしかない。今よりも高い所を目指して。
4年生は本当にお疲れ様。2部から1部昇格、早慶戦3連勝、そしてインカレ3位という素晴らしい功績を残した。この経験を生かして、各方面で活躍して欲しい。何を経験したかは、個々人違うだろう。ただ、これからが、人生の本番。所詮、学生時代は、親の金で、生かされたきたようなもの。自分の力で人生を切り開いて、素敵な人生をおくって欲しい。そして、たまに日吉にも顔出してくれ。
日本一になるために、しなければいけない事を、今一度、冷静に分析したい。ただ、悔しがるだけじゃ、意味が無い。長期的な視点で慶應サッカーを発展させる必要がある。
試合開始5分は慶應がショートパスを回しペースを握る。12分風間→河井→息吹→大塚シュート打てず。15分明治CKからカウンターで右サイド田中が突破してセンタリングも中央合わず。20分、慶應左サイドを崩されセンタリングを中央で合わされ先制点を許す。慌てる選手はいないものの、トーナメント戦、明治相手の先取点が非常に重くのしかかることになる。この先取点が、慶應にとっては試合を非常に難しくした。20分増田がミドルシュートを放つもバーの上。前半、0-1で折り返す。ハーフタイム、須田監督から激が飛んだようだ。
後半、明治のワイドな攻撃と前線のパワーとスピードにDFラインが押し込まれる。連戦の疲れからか、慶應の選手の最後の一歩、踏ん張りが効かなくなる。明治エリア内に侵入するも、DFの寄せが速くシュートを打たせてくれない。25分FW大塚に代わってMF山浦新を投入。試合を動かしに行くも、なかなか明治の運動量が落ちない。33分相手⑪の突破からピンチを招くも、増田が体を張ったDFで防ぐ。40分山浦公に代わって川久保を投入。リスクを冒して総攻撃を仕掛けるも、明治の厚いDFを崩せない。90分、オフサイドギリギリのプレーでGK1対1となり、ゴールを奪われ0-2と突き放される。しかし、慶應は諦めない。ロスタイム、キャプテン笠松もFWに上がり最後の力を振り絞り、ロスタイム2分右サイドから息吹がゴールをねじ込み1点差に詰め寄る。最後の1秒まで戦い抜いたが、1-2で試合終了。終了後、グランドに倒れ込む慶應の選手たち。グランドでは涙を見せなかった選手も、ロッカールームでは涙が溢れていた。ロスタイムで奪った1点は、慶應らしいゴール。最後まであきらめない魂のゴールは、明日に繋がるゴール。
一生忘れられない2011クリスマス。
全ての人に感謝。
【慶應先発】
GK 中川翔太(4年・國學院久我山高)DF 黄大城(4年・桐生第一高)
DF 松下純土(2年・國學院久我山高)
DF 笠松亮太(4年・東京ヴェルディユース)
DF 田中奏一(4年・FC東京U-18)
MF 藤田息吹(3年・藤枝東高)
MF 増田湧介(1年・清水東高)
MF 山浦公裕(3年・FC東京U-18)
MF 河井陽介(4年・藤枝東高)
FW 風間荘志(4年・暁星高)
FW 大塚尚毅(4年・滝川第二高)
【慶應サブ】
GK 小島一輝(4年・愛知高)
DF 赤木努(3年・大宮アルディージャユース)
DF 香川佑介(3年・横浜FCユース)
DF 甲斐公博(3年・横浜F・マリノスユース)
MF 山浦新(1年・東京ヴェルディユース)
MF 川田悠介(1年・桐蔭学園高)
FW 川久保理(3年・國學院久我山高)
【慶應交代】
71分 大塚尚毅→山浦新
85分 山浦公裕→川久保理
試合直後の表彰式。妙な間が嫌だった |
4年生、最高の仲間と。 |
【所要時間:60分】
1年間、なによりも、家族に感謝。
頭上がりません。