「分析の勝利」と題して、ゲキサカにソッカー部分析班が取り上げられていたので、一部以下抜粋。対戦相手とのチーム力が拮抗すればする程、リサーチの情報が勝負を分ける。そして、何よりも重要な意味は、出場する選手一人一人が、自分たちを支えてくれる仲間の思いを背負ってピッチに立つ準備と覚悟が自然と生まれることだ。
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慶應義塾大が18大会ぶりのベスト4進出を果たした裏には“分析班”と呼ばれる6人の選手たちの存在があった。この日の試合後、須田芳正監督は「きょうは分析の勝利」とコメント。「うちには約100人の部員がいるが、試合に出ている11人だけでなく、それぞれの選手がそれぞれの役割を持っているのが強み」と話した。
分析班とは何か。具体的には、森本美行コーチに指導の下で対戦相手の直近2試合のゲームで分析を実施。まずは各種データの入力を約10時間かけて行う。その後、データを基に、相手の長所と短所を12分間にまとめたスカウティングビデオを制作。試合3日前のミーティングでパワーポイントなどと合わせて、発表する。一度の分析には、2試合を対象として、2週間で約20時間を要するという。
分析班で唯一の4年生である松田健佑(4年=慶應義塾NY学院)は、この仕事について、「自分が練習をする時間を割いて、自分より上手い人を、さらに上手くさせるということが役割」と淡々と説明する。それでも、分析班の選手たちも、もちろん慶應義塾大のプレイヤーの一人。目標は自身が試合に出るところにある。
だからこそ松田は「葛藤はもちろんあります。チームメイトでありながら、選手同士はライバル。自分にも試合に出たい気持ちはある」と胸のうちを明かした。それでも「葛藤はありますが、勝ちたいという気持ちはみんな一緒。分析をやった結果、試合に勝てたときはうれしいので」と話すと笑顔をみせた。
実際、松田は前期の関東リーグではトップチームに絡んでおり…→続きはコチラ
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【所要時間:15分】
松田のコメントがカッコ良過ぎるけど…、許す。