2013年3月30日土曜日

■「バルサ本」


 沢山のバルセロナ関連本がありますが、個人的にはコレ最高。(人に借りたけど、自分で買う!) 戦術的なことは一切書かれていない。バルセロナの育成メソッド・システムがどのようにして構築されたか。関係者の言葉とともに、その歴史が書かれている。バルセロナで20年以上会長を務めたホセ・ルイス・ヌニェス会長が、真正面からクライフを否定しているところが新鮮。殆んどのバルサ本はクライフ=神として無条件で崇められ過ぎかと。
マシアでの生活やら、選手獲得から移籍など、細かいことまで書かれている。正直、メッシ、イニエスタ、シャビの幼少期がどうだとか、人間的にも素晴らしいとか、そういう話は聞き飽きた訳で、逆に、トップチームに上がれなかったマシアで育った選手がどのような人生を歩んで行くのかの方が興味ある。小学生時代から「バルサの向うにも人生がある。」ということを教え込んでいるようだ。
最近、セカンドキャリアという言葉自体がちょっと違うかなと思い出した。ファーストもセカンドもなく、あるのは、一人の人生。全てが繋がっていると思う。だからこそ、将来の目標、きたるべき時に備えて成長しなければいけない。
もう一つ興味深いのは、バルセロナの育成メソッドは、実はインフラありきの要素が強い。理念は後からついてきた側面もあるようだ。良いインフラがあれば、人材も集まるということも真実。

【所要時間:20分】
本日は、桜フェスティバル。(結婚式で行けませんが…)
明日は、慶應BRB、早稲田ユナイテッドとの開幕戦。
謙虚に戦い、勝利を掴む。