2012年6月8日金曜日

■「スタジアム、街、そしてサポーター」

先日、日経で以下記事を読む。
傍士さんのことを調べたところ、彼が書かれている「百年構想のある景色」というコラムが実に面白い。一度、ご本人(慶應キッカーズ出身ということで勝手に親近感沸く)にお会いして色々話を聞きたいと思い、先輩にお願いして紹介して頂き、先日お会いする機会を得た。ざっくばらんに、お話をさせて頂き、非常に貴重な意見を頂いた。ついでに、勇気も、もらいました。内容は、ちょっと長いんでまた今度書くかも…。

※大学母体のプロクラブに関してもコラムで書かれています。

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■フットボールの熱源 「スタマチ」をつくろう
 2012/5/23付 日本経済新聞 朝刊
 Jリーグは先週、建設会社、設計会社、施設管理会社、自治体などから約350人の参加者を集めて、「これからのサッカースタジアム」というシンポジウムを催し、「スタジアムはこうあってほしい」と訴えた。
 創設20年目を迎えているというのに、Jリーグの舞台は世界基準に達していない。国際サッカー連盟はスタジアムガイドラインで「すべての観客席を覆う屋根が必要」とうたっている。しかし、Jクラブが本拠としている42のスタジアムは、屋根で覆われている観客席が51%しかない。カバー率が10%に満たないところが15もある。トイレの洋式率は53%。10カ所は20%に満たない。
 シンポジウムでは、そうした現状を伝えたうえで、スタジアムの未来像を示した。Jリーグ理事でもある日本経済研究所の傍士銑太専務理事が訴えたのは、「郊外ではなく街中に多機能複合型のサッカースタジアムをつくりましょうよ」ということだ。 交通アクセスのいい街中にスタジアムをつくれば、ショッピングセンターやレストラン、ホテルなどを併設した複合施設にしやすい。そうすれば街の活性化につながるし、防災拠点にもなる。
 傍士さん流の表現では、スタジアムを核とした都市計画を進めて「スタマチ」をつくれば、「職スタ接近」が実現できる。スタジアムづくりが都市計画、中心市街地の再開発の核となるという考え方は、建設業界から集まった参加者の心に響いたのではないか。
 Jリーグ企画部の佐藤仁司さんは「シンポジウムの参加者は、サッカー界が描いている理想のスタジアムについて、社内外で話題にしてくれるでしょう。この催しの意義はそこにある」と話す。何しろ、つくり手がスタジアム通にならないと、いいスタジアムはできない。(吉田誠一)
---------日経電子版、便利です

[プロフィール]
傍士 銑太(ほうじ せんた)
1955年高知市生まれ。80年慶應義塾大学卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に入社。フランクフルト首席駐在員、岡山事務所長、地域振興部審議役などを歴任。
2009年より一般財団法人 日本経済研究所 専務理事。
Jリーグ理事、日本サッカー協会国際委員、慶應義塾大学院スポーツマネジメント専修非常勤講師、内閣府地域活性化伝道師。著書に「都市のルネッサンスを求めて」。06年登場した“ご当地ナンバー”の提唱者。
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【所要時間:20分】
アイディア次第で、地域活性化は色々できる。