2011年2月11日金曜日

■「吹雪の死闘を制す。(FC町田ゼルビア・ツヴァイテ戦)」

吹雪、田んぼのようなグランド。学生時代ですら、ココまで過酷な状況でサッカーしたことはないよ。

13:00KICK OFF@大井第一競技上

○3-0(1-0) FC町田ゼルビア・ツヴァイテ

天皇杯予選に中止の2文字はない。
事前の準備、戦術、そして、戦う気持ち。
自力に勝る相手に、気持ちの入ったいい試合ができた。

前々日から、雪の中での戦いをイメージしたのが良かった。ポイント式のスパイクを慌てて探した選手も多かったようだが、覚悟を持って試合に臨めたと思う。毛利を中心に若手が率先して平日フットサルで体を動かしたことも、良いパフォーマンスに繋がったと思う。
戦術面では、吉田航監督のシンプルな指示が見事にハマった。「今日は、陣取り合戦。サッカーをするのは相手陣地でやろう。」と。そして、何よりも、この悪条件を、BRBのメンバーは楽しんでいたように思う。試合前の雰囲気、雪合戦に向かう子供のような笑顔があった。

序盤、町田のパワーとスピードに圧倒され、決定的なチャンスをつくられるもゴールポストに救われる。徐々にぬかるんだグランドに慣れ始めたBRBは前半14分に甲斐がゴール前の混戦からシュートを放ち先制。センターバックの千布、水澤はヘディングで相手FWを完封、両サイドのビッチ、ゲンキも相手サイドハーフに侵入を許さない。(同期35歳のビッチ(大野)が、いわばサテライト選手相手に、70分間、この悪条件の中で戦い抜く姿をみて、感じるモノがあった) 中盤、イチ、小坂井が上手くバランスをとり、両サイドのスペースにボールを展開。イチはゲームキャプテンとして最後まで冷静に試合の状況を把握していた。両サイド、慶一、永野は果敢に相手サイドバックと勝負を挑む。甲斐、毛利のツートップは、相手最終ラインの裏を何度となく突く。後半2分に甲斐が抜け出しシュート、こぼれ球を毛利が押し込んで2-0。その後、更に追加点を奪い3-0で勝利。一生、忘れない試合。

<スタメン>
    甲斐 毛利
永野          慶一
    市川 小坂井
ゲンキ 水澤 千布 大野
      藤安

得点 :甲斐、小坂井、毛利
交代 :毛利→藤岡、水澤→小島
MOM:全員と言いたいが、永野。

Sub:小森、藤岡、ガリ、吉田航、小島
   松尾マネージャー

★そして、次の相手は、早稲田ユナイテッド
面白くなってきた。まだ、一回も勝ったことない相手。

映画のワンシーンみたいだった。

審判も大変だったと思います。


無駄なファールは無し。品格のあるチームに。

GKサブ小森。試合開始から終了まで、ずーっとアップをしていた。

藤岡さん登場。ゴールは奪えずも、自陣ゴール前でのヘディングクリアは、大人のお仕事。

北京への転勤が決まっている小島(前監督)が登場。結局、一回もボールに触れなかったようだが、ラストゲームが印象的な試合となった。

出場しない選手、スタッフの支え。


充実の70分だった。

試合終了後、町田サポーターから「慶應BRB」コールを頂きました!こんな悪天候の中、応援に来るサポーターがいるなんて、素晴らしい。ゼルビア・ツヴァイテの分まで頑張ります。

【所要時間:50分】
ライバルがいるから、夢があるから、強くなれる。