2011年3月24日木曜日

■「【訂正】電気」

昨日、以下、田中優氏×小林武史氏の対談の紹介をしましたが、その対談の中での田中優氏の発言は、そうとう誇張しているぞ!との指摘を、とある専門家から受けましたので、追記しときます。浅はかな知識でお恥ずかしい限りですが、こういう指摘を頂けるのも、非常にありがたいし、多くの人は、ようわかっとらんのだと思う。

まず、田中氏が東京電力が隠したという当該論文は、別に隠されてもなくて誰でも読めるものらしいです。→たぶんコチラ
で、「犬吠埼に風力発電を建てたらどれだけ発電するか」っていうのが最初のレトリックで、論文で書いてあるのは千葉の沖合(犬吠埼とかいうレベルじゃなくてもっと広大な範囲)の一年間の風力エネルギーを推計すると東電ぐらいになるという話。
それ事態はそんなに驚く話じゃなくて、問題はそんな沖合に沢山風車なんか建てられないし、もしも建ったら今度はそんな巨大な電力をどう送るのかとかいう話。
そもそも風力発電は風が止んだらストップする、太陽光も太陽が出なければダメ、ということで、そんな不確かなもんに電力供給を頼れないという現実。
そこらへんの自然エネルギーのジレンマがわかりやすく書いてあるコラムがありましたので、是非ご参考までに。「流しソーメン」の例えばおもろい。

【所要時間:20分】
一つの方向だけで、モノを見る、モノを考えてはいかんですな。飛躍的なテクノロジーの進化と経済合理性の中で、人々の価値観も変るんだと思う。少なくとも、自分は右肩上がりの経済成長の時代と同じ価値観で生きて、ハッピーになれるとは思わない。

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電気代は気にしてるけど、電気そのものについて、
どうやって供給されているのか、気にしたことなかった。
ガスも、水道も。

自然エネルギー(風力、太陽光)の方が原子力や化石燃料よりは、あらゆる面で良いに決まってるけど、コスト的な問題や日本という土地柄、物理的な問題で原子力に頼らざるを得ないと思いこんでいた。ただ、以下のような記事を読むと、色々と違う選択肢もあるのかなとも思う。本当のところ、どうなのか、知りたい。池上氏に説明して欲しい。


~一部抜粋~
今の電気をまかなうのに、そんなに本数はいらないからね。東京電力が東京大学に委託して、犬吠埼に風力発電を建てたらどれだけ発電するかを調べたそうです。そうしたら出てきたデータが「東京電力がまかなっている電気が全部作れます」というものだった。犬吠埼の沖合だけで、だよ。→詳細
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「新しいYES」を選ぶ時代ってのが、来るのでしょうか。


【所要時間:10分】しかし、東京電力には、頑張って欲しい。

完全粉ミルクの我が家にとって、水はちょっとキツイ。
何でも、ミネラルウォーターは、本来は粉ミルクには適さないらしい。とはいえ、水道水よりは良いみたい。→詳細