2011年5月14日土曜日

■「リーグ戦③vs青学大 課題浮き彫り。」

芝の状態は悪かった。

第3節 vs青山学院大学
11:30 @江東区夢の島競技場

×0-3(0-1)青山学院大学 
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第三節、相手は今年2部から昇格した青学大。自分が現役の頃から、青学大との相性はめっぽう悪い。昔は、綱島にグランドを構え、日吉と近いだけに良く練習試合をやったものだが、現在は淵野辺にグランドが移った。
若干、受け身で試合に入ってしまった感は否めない。序盤、慶應が完全に主導権を握り、面白いようにパスが回る。10分右サイドを田中が切り裂き中央に決定的なパスを入れるも決め切れない。その後も、何度も青学大ゴールを襲うも、固いブロックに阻まれて得点できず。そんな中、34分カウンターから左サイドからのアーリークロスを中央でピンポイントで合わされ先制される。まだ、前半とはいえ、慶應に焦りが見えて、結局前半は0-1で折り返す。前半のシュート数は、慶應6本、青学大2本。
後半頭から、若干、システムを攻撃的な布陣に変えて、1点を奪いに行く。ただ、青学大が慶應をよく研究していた。一度引いて、ブロックをキッチリつくって守り、慶應にボールを回させ、奪ったらショートカウンターを仕掛ける。という戦術に完全にハマってしまった。中盤まではボールを繋ぐもののアタッキングサードになかなか有効的なパスが入らない。後半30分にカウンターから失点を許して0-2とされる。この失点で一気に崩れ、後半33分にも2列目から飛び出されてGKと1対1となり決められ0-3。終盤パワープレーで押し込むも、最後まで得点奪えず試合終了。課題が浮き彫りになった試合。結果だけ見れば完敗で、もう次に切り換えるよう!となるのだが、いかんせん、力を出し切れていないチーム全体の雰囲気がよろしくない。個々の選手がまだまだ余力を残しているとでも言おうか。長いリーグ戦だから、今日みたいな試合があるのは仕方ないとも思いつつも、1試合1試合がインカレ決勝、早慶戦のつもりで必死に戦っていかないと、チームとしての蓄積も無いし、結果はついてこない。気持ちを切り換えて(これが難しいけど)次に臨めば勝てるほど甘くなく、チームとして成長し続けなければ勝ち点は積み上がらないから。試合後、いつも自分は精神論ばかり言う。チャレンジ精神を忘れるな、最後まで走れ、球際厳しく、隙を見せるな、チームの代表者としてコンディション整えろ、出られない選手の分まで戦え、感謝しろ、誇りを持て、謙虚たれ。などなど。ピッチに立つ選手、頭では全員理解している。ただ、ピッチで具現化することは本当に難しい。もちろん、気合で勝てるほどサッカーは単純で、抽象的なスポーツでは無い。いいサッカーをしているからこそ、気持ちで負けて欲しくない。自分の出来ることをやろう。

【得点者(アシスト者)】
34分 忰山翔(関隼平)
75分 関隼平
78分 御牧考介

【慶應先発】
GK 中川翔太(4年・國學院久我山高)
DF 黄大城(4年・桐生第一高)
DF 松岡淳(3年・慶應義塾湘南藤沢高)
DF 笠松亮太(4年・東京ヴェルディユース)
DF 田中奏一(4年・FC東京U-18)
MF 増田湧介(1年・清水東高)
MF 松下純土(2年・國學院久我山高)
MF 日高慶太(4年・桐蔭学園高)
MF 河井陽介(4年・藤枝東高)
MF 藤田息吹(3年・藤枝東高)
FW 武藤嘉紀(1年・FC東京U-18)

【慶應サブ】
GK 小島一輝(4年・愛知高)
DF 赤木努(3年・大宮アルディージャユース)
DF 香川佑介(3年・横浜FCユース)
DF 保田隆介(1年・横浜Fマリノスユース)
MF 森田達見(3年・川崎フロンターレU-18)
MF 山浦新(1年・東京ヴェルディユース)
FW 大塚尚毅(4年・滝川第二高)

【慶應交代】
76分 増田湧介→森田達見
76分 武藤嘉紀→大塚尚毅
82分 日高慶太→赤木努
試合前のアップは少し変化していた。



セットプレーからの得点が欲しい。





試合後のダウン。負けても勝っても、キッチリやる。

次は専修大。
5月21日(土)@江戸川。

【所要時間:50分】