2011年7月10日日曜日

■「Iリーグ⑤vs神奈川大 劇的弾。」

熱い夏のはじまり。

Iリーグ KEIO-B 第5節 vs神奈川大学
16:00 @慶應義塾大学グラウンド

○3-2(1-1)神奈川大学

【得点者(アシスト者)】
19分 慶大 平戸奨眞(中野周平)
39分 神大 冨本篤史(伏木一紘)
47分 神大 冨本篤史
60分 慶大 浅間翔大(竹尾友佑)
90分 慶大 野本浩平(竹尾友佑)

2勝2敗で迎えた第5節。連勝を目指し、炎天下の中での戦い。
①立ち上がり10分 ②攻守切換 ③セカンドボール ④セットプレーを意識して90分間戦い抜く。
序盤、両チーム慎重な立ち上がりで、ロングボールの応酬、セカンドボールも五分五分、中盤での潰し合い。相手ツートップはスピードあり、徐々に両サイドの裏のスペースに侵入を許す。そんな中、19分、CKからのこぼれ球を平戸が豪快にゴールに突き刺し、貴重な先制点を奪う。しかし、先取点を奪った後は、神奈川大の激しいプレスと素早いショートカウンターで両サイドを崩され、何度となくピンチを招く。何とか、最終ラインで体を張って得点を許さない。1対1、相手との距離が悪い、素早いアプローチとストップの意識。39分、左サイドを崩されセンタリングを上げられると、中央で合わされて1-1の同点とされ、前半を折り返す。
ハーフタイム、再度、攻守切換の徹底を伝える。特に、取られた後の反応。ボールから近い選手はリアタック。ボールから遠い選手も、相手よりも素早く反応しポジションを取ること。一人でもサボれば、それが最終的には失点に繋がる。
後半立ち上がり、フワフワっと試合に入ってしまった。後半2分、右サイドを崩され、中央、相手にフリーで合わされ、一度はGK峰がファインセーブするも、こぼれ球を押し込まれ1-2と逆転を許す。一番やってはいけない時間帯での失点。ただ、失点後もひるむことなく前線からの激しいプレスを仕掛け、粘り強いディフェンスからゴールを目指す。FW平戸へのロングボールのこぼれ球を、中野、浅間が拾いゴールに襲いかかるも、決め切れない。後半15分、ショートコーナーからゴール前の混戦を浅間が素早く反応してゴールに押し込み2-2の同点。お世辞にもスピーディーなショートコーナーとは言えなかったが、セットプレーでの工夫が結果として出た。その後は、慶應ペースで試合が進むも、チャンスを決め切れず、逆に、神大のカウンターからピンチを招く場面が何度かあり。野本、塩津、そして、遠藤と選手交代。何とか勝ち点3を奪いたい。後半90分、試合終了直前、左サイド竹尾の渾身のセンタリングを野本が合わせて劇的な逆転弾。仲間を信じたワンプレーワンプレーが繋いだ決勝点。そして、試合終了。こんなに暑くても、鳥肌が立つものなんだと…。
勝利の歓喜をグッとこらえ、次節の勝利に集中する。

【慶應先発】
GK 峯達也(1年・桐光学園高)
DF 山田慎(2年・湘南高)
DF 林賢一郎(4年・ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)
DF 馬場達月(3年・サレジオ学院)
DF 池永和将(1年・慶應義塾ニューヨーク学院)
MF 菅原崇人(1年・小倉高)
MF 浅間翔大(1年・暁星高)
MF 中野周平(2年・慶應義塾湘南藤沢高)
MF 紫垣健太郎(2年・慶應義塾湘南藤沢高)
MF 小林剛(1年・鎌倉高)
FW 平戸奨眞(1年・暁星高)

【慶應サブ】
GK 正岡遼(4年・川和高)
MF 竹尾友佑(2年・慶應義塾湘南藤沢高)
MF 河合秋人(1年・慶應義塾高)
MF 塩津宏輝(2年・慶應義塾湘南藤沢高)
MF 雨宮嶺(2年・座間高)
MF 野本浩平(3年・慶應義塾高)
FW 遠藤智也(4年・慶應ニューヨーク学院)

【慶應交代】
50分 池永和将→竹尾友佑
65分 菅原崇人→野本浩平
75分 小林剛→塩津宏輝
83分 平戸奨眞→遠藤智也

16時キックオフとは思えない気候。




試合終了18時前、強い西日が選手たちを照らす。

今年の卒業生で昨年Iリーグを一緒に戦った、
鈴木カズマが応援に駆けつけてくれた。
リアルなメッセージが、現役選手に何かを伝える。

【所要時間:40分】全員で掴んだ勝点3。次へ。