2010年3月19日金曜日

■Number 菊池直哉という選手


CL、レアル負けて、クラシコ決勝は消滅。
 

遅ればせながら、上記Numberを読む。
データで読み解く、バルサとレアルのゲーム・コンセプトの比較は非常にわかりやすい。

「逆転の発想」三角形の重心に着目せよ。
このコラムも、面白い。
個人的には、メッシが右サイドでドリブルして、中に切れ込んで、普通、スペースが無くなって中央のディフェンスに引っかかるんだけど、なぜか、バルサだと、ゴール前でスルスル抜けたり、逆サイドでフリーの選手がいてシュートまで行っちゃうシーンをよくみかける。不思議だなぁと思っていたが、何となく謎が解けたような気がする。
危険地帯に敢えて飛びこむことで、数的不利な状況になりつつも、一瞬のスピードと技術で、次の瞬間に数的有利な局面をつくりだせてしまう。といったことが、図解入りで論理的に書かれている。

 
その他、「クラブ以上の存在」と知られるバルセロナの話など、
全体的に読みごたえがあるのですが、
一番グッときたのは、菊地直哉のノンフィクション。
まず、彼は、よく、取材を受けたなと。





女子高生へのわいせつ罪で逮捕され磐田を解雇。そこから、海外でサッカーをして、大分に復帰し、日本代表にも選出された。その間の彼の気持ちの変化、周囲のサポートなどが、淡々と描かれている。この若さにして、結構、スゴイ人生だなと。
過去の過ちを克服して生き抜く。
言葉では簡単だが、実際は、とてつもなく難しいこと。
彼の活躍が持つ意味は深い。
  

【所要時間:20分】CL、個人的にはインテルかな。