2009年6月7日日曜日

■Iリーグvs関東学園大(慶應A第一節)

昨日は、インディペンデンスリーグ【Iリーグ】関東ブロック予選の第一回戦。
自分が現役時代には、存在しなかった公式リーグ戦だ。総勢51チームが4ブロックに分かれて全国大会を目指す。 【大会概要の詳細は→コチラ】
慶應はBチーム(大会登録名は慶應AでDブロック)とCチーム(大会登録名は慶應BでAブロック)の2チームで参加。大会規模がかなり大きい!参加チーム数も多いし、全国大会まで繋がっているのは驚き。関東大学リーグが主管で運営しているが、現場の運営は学生が主体。誰が、どういう経緯でこの大会が出来たのだろう?(つくったひとスゴイなぁと思う) 
とにかく、BチームとCチームにとっては真剣勝負が出来る貴重な大会だ。慶應は全国大会へ出場したことが今まで一度も無いので、何とか今年は全国大会に出場したい。

慶應A vs関東学園大学
1-1(前半0-0) 引き分け ※


対戦相手の関東学園大学は、試合40分前にバタバタとグランドに現れアップを開始する。群馬県からきたらしく、バスが渋滞で遅れた模様。若干、サークル的な雰囲気溢れるチームに慶應の選手も色々と感じる所があったと思う。個人的にも、サッカーに対する取り組む姿勢としていかがなものか?と思った。しかし、アップを見る限り、GKや一部選手は技術が高いと感じた。

公式戦の独特の空気の中、試合が始まる。若干、硬くなる慶應に対して、関東学園は伸び伸びプレーをして、立ち上がり10分で2回くらい決定機をつくられる。ツートップとオフェンシブの4枚が流動的に動き、最終ラインとボランチでマークがつかみきれない。慶應の前線からのチェックも上手く噛み合わずに、ロングボールをFWに入れられて押し込まれる時間帯が長く続いてしまった。相手の前線4枚は身体能力も技術も高い。18分にディフェンスラインのパスミスから決定機をつくられる。相手のミスにも助けられたが、何とかスコアレスドローで前半を折り返す。試合立ち上がりに、自分のマーカー(対面)をキッチリ掴まないとこうした展開になりがち。攻守の切り替えも遅かった。

後半立ち上がりは一進一退。慶應もサイドを崩して何度か決定機をつくるも、ゴールには至らず。逆に42分にカウンターから左サイドを崩されて失点、0-1。カウンターの起点を潰しきれなかった。ただ、慶應も最後まであきらめない。45分に得たCKを途中出場の大山元輝(4年生)が肩を脱臼しながら押し込んだヘディングシュートが決まり同点として、試合終了。課題が多く残る試合だ。チーム戦術としての【攻守の切り替え】【前線からのプレス】が機能していない。あとは、個々の1対1での局面の対応が気になる。ただ、最後まであきらめずに、追い付けたことだけは良かった。

※実は、この試合にはオチがあり、試合1時間前の大会規定の集合に関東学園大学が遅刻し、没収試合で3-0で慶應勝利が試合前に確定していた。両チームの選手には一切伝えずに、試合はやりましょうということで実施。そうした意味でも、慶應としてはキッチリ勝ち切らなければいけない試合だったのに。相手チームは試合後、没収試合の件をどのように選手に伝えたのだろうか? (少々気になった。)
とにかく、戦う準備を怠ってはならないと改めて認識されられた。ユニフォームとか選手証とか、そうしたものを忘れたら一発アウトだから。 コノ勝ち点3を次に繋げたい。



リラックスムードの関東学園(群馬県)に序盤は完全にやられた…。

レフリーもレベルが高かった。

観客は殆どいませんが、キッチリ整列までします。

 

トップチームの選手も応援。いい風景だなと個人的には思う。リーグ戦での応援のお返しを、こうした形でするって、すごく大切だと思う。けど、イマイチ応援のバリエーションが乏しかったようなぁ…(さすがにしょうがないね)。

【所要時間:45分】 

日本代表W杯出場決定。しかし、ウズベキスタンの頑張りが凄かった…。