ソッカー部って、サッカー部の間違いじゃないの?
当たり前ですが、良く言われる。(特に、就職活動の面接)
慶應出身の人だと、ソッカー部っていうんだよね。と相槌が入る。 しかし、その由来を知る人は殆どいない。
そういえば、本ブログで、
ちゃんとソッカー部の由来について説明していなかった…。
つい最近までの定説は、
「SOCCERのラテン語読みでソッカーといい、今は使われることが少なくなっている。」といった説明だったような気がする。つい最近まで、部の公式ホームページにも明記されていた。
自分が現役時代から、SOCCER(英語)を、何故、わざわざラテン語読みにしなきゃいけないんだ?と、疑問に思いつつも、自分の足で裏を取るところまではやらなかった。
先日、2010年度のソッカー部の案内パンフレットを作成した際に、諸先輩方にお伺いしたところ、正式な由来を知った。
単刀直入に言うと、「SOCCER」の読み間違いだ。
当時、慶應大学では、歴史の古いラグビー部が既に「蹴球部(1899年)」という名称で活動しており、サッカー部としては、「蹴球部」という名称は使えなかった。そうした流れの中で、早稲田や東大は、アソシエーション(協会式)フットボール(Association Football) を「ア式蹴球部」と略して、現在も正式名称として使用している。慶應は、あえて、ア式とはせずに、Association Footballが欧州でSOCCERと呼ばれていることにいち早くきづき、慶應SOCCER部としたが、そこで、サッカーをソッカーと読み違えてしまう。これ、嘘じゃないです。
詳細は→コチラ「慶應義塾とサッカー」
------------以下一部抜粋
慶應義塾のサッカークラブの創始は、1921(大正10)年にまで遡る。初めは慶應ブルー・サッカーと称し、後に慶應アソシエーション・フットボール(ア式蹴球)倶楽部と改称。その後、1927(昭和2)年に「ソッカー部」の名称で正式に慶應義塾体育会に加入した。この名称は初代ソッカー部主将を務めた浜田諭吉君(経済学部卒)による命名で、このスポーツの俗称である「SOCCER」から「ソッカー」と命名。当時は一般的でなかった外来語の「ソッカー」を採用したのは、「ア式蹴球部」とした場合、1899(明治32)年以来の伝統を誇る日本ラグビーの開祖「蹴球部」と紛らわしいと思われたためだった。なお、「SOCCER」は、現在はアメリカ英語風に「サッカー」と読み習わされているが、語頭の「SO」はどちらかといえばソに近い発音だというのが浜田君の解釈だった。戦後、「蹴」という文字が「当用漢字表」から外れたため、新聞で「蹴球」の代わりに「サッカー」が使われるようになったが、慶應義塾では今でも「ソッカー部」と称している。ちなみに、早稲田大学では、現在も「ア式蹴球部」という名称を用いている。
→→コチラ「慶應義塾とサッカー」
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最先端で、カッコつけようとして、間違えた。
人間っぽくて、いいじゃないですか「ソッカー」で!
ちなみに、サッカーの歴史については、コチラに詳しく書かれてしました。→世界のサッカーについて
【所要時間:20分】
今週末は、高校同級生の結婚式で一緒に戦えません。
開幕3連勝を東京から祈る!
第3節 vs順天堂大学
4月24日(土)11:30キックオフ
@千葉県総合スポーツセンター東総運動場