2010年8月12日木曜日

「溝畑宏という男」


大分トリニータ元社長溝畑宏氏の本。
非常に面白い。一気に読んだ。 お薦めします。
ただ、読んだ後、なぜか、後味が悪い…。

2008年12月放送のカンブリア宮殿で溝畑氏が出演したのを見た。スゴイ人が出てきたな。キャリア官僚がサッカービジネスに流れてきたんだと。当然、あれだけの活躍で、地域の人からも愛されているものだと思っていた。この本の内容が全てだとは思わないが、実態はドロドロ、男の嫉妬はとにかく怖い。自転車操業。トリニティ/三位一体【県民・企業・行政】が空中分解。
ただ、大分トリニータというチームは今もなお存続する。
まだ、夢は始まったばかりなのかもしれない。

チーム運営の大変さを改めて実感。
サッカー文化がまだまだ日本には定着していない。
今までのアプローチじゃチーム経営は成り立たないと確信。
親会社はもとより、行政、大型スポンサーに頼り切ることは、
今の経済状況をふまえると、今後、益々難しくなる。
さぁ、どうなるJリーグ。
逆に面白くなりそうだ。

溝畑氏は、いつかまた、Jリーグでチャレンジして欲しい。
これだけの経験した人は、なかなかいない。
もちろん、大分じゃなくても良いと思う。
とはいえ、難しいか。
どこかのチームが取っても面白いのに。

やっぱり、
プロのアスリートがリスペクトされなきゃいかん。
それなしで、プロスポーツ発展はないと思う。
差別を克服するには、知識と教養が必要。



この時は、社長退任なんて想像できなかったが…。
もうすでに、色々あったんだと。


【所要時間:20分】
波崎遠征4日目。 →詳細はコチラ
流経大に敗れる。
明日は勝ちたい。