2010年9月20日月曜日

■「リーグ戦⑭vs駒沢大 後期初勝利!」

NACK5スタジアム、見やすい。

リーグ戦の今後を占う意味で、極めて重要な駒沢との一戦。
後期リーグ戦、2試合終って、1敗1分けの状況。
先週から、李監督は「下の入れ替えを恐れて消極的な試合をするのではなく、上を目指して思い切って戦おう。」と言い続けたようだ。特に3年生には・・・。

結果的には、3-1で勝利を掴んだ。
序盤から、慶應はDFラインから中盤にかけてテンポよくボールを回す。駒沢大とロングボールの蹴り合いになると、間違いなく歩が悪くなるため、執拗に足元でボールを回す。DFラインで何度となく危ないボール回しもあったが、恐れずに中盤にクサビを入れ徐々にペースを掴む。駒大も、思ったよりも中盤から激しくプレスが来ない。そんな中、19分、センターサークル付近から鋭いスルーパスが黄に渡り、センタリングを息吹がダイレクトで合わせて先制。その後、慶應DFのヘディングのファールを何度も取られ、FKからピンチを招くも、何とか駒大の高さを防ぎ、前半を1-0で折り返す。
後半から、駒大の攻撃が激しさを増す。とにかく、ディフェンスラインの裏へのロングボールを徹底。ヘディングのセカンドボールを拾われ押し込んでくる。ただ、押し込まれながらも、DFのラインコントロールを集中して行い、ラインを高い位置で維持することで、セカンドボールの奪取率を高め、駒大の波状攻撃を最小限に抑える。そんな中、後半22分、エリアの外と思われたファールがエリア内と判定され駒大にPKを与えてしまい、1-1の同点とされる。その直後のキックオフで、集中力を欠いたプレーでピンチを招くも、相手のミスにも助けられ追加点を奪われず。ココでやられていたら、この試合、終ってしまったかもしれない。何が起きても動じてはならない。審判ではなく、自分たちで試合をコントロールするしかないから。一進一退が続くも、後半37分、右サイド交代出場の山浦のセンタリングを黄がダイレクトで合わせて2-1と突き放す。前半から、右サイドバックの田中のセンタリングに、逆サイドのサイドバック黄が何度となくゴール前に積極的に詰めていた。その繰り返しが、大事な場面で得点を生んだ。その影には、サイドハーフとボランチの両サイドバックのオーバーラップに対するカバーリングがあったから。
その後、駒沢得意のパワープレーを何とかしのぎ、ロスタイムにカウンターから深沢→慶太と繋いで、落ち着いてゴール左隅に流し込み3-1として試合終了。最後、慶太の足をつりながらのロングランニング、やっぱり、サッカーはオシム監督じゃないけど、走らないと何も起きない、走るから何かが起きるんだなと。

貴重な勝ち点3。結果が全ての試合。
ただ、手放しには喜べない。まだ、順位も9位。
失点された後の立ち直りに時間が掛かり過ぎ。
追加点を許していたらやられていた。
どんな困難な状況でも、チーム、仲間、自分を信じて、
ピッチ上で冷戦な判断と、勇気あるプレーを!

第14節 vs駒澤大学 13:50 @NACK5スタジアム大宮

慶應義塾大学3-1駒澤大学


【得点者(アシスト者)】
19分 慶大 藤田息吹(黄大城)
62分 駒大 金久保彩(PK)

82分 慶大 黄大城(山浦公裕)
90+2分 慶大 日高慶太(深澤良)

【慶應先発】
GK 中川翔太(3年・國學院久我山高)
DF 黄大城(3年・桐生第一高)
DF 笠松亮太(3年・東京ヴェルディ1969ユース)
DF 三上佳貴(4年・藤枝東高)
DF 田中奏一(3年・FC東京U-18)
MF 大塚尚毅(3年・滝川第二高)
MF 日高慶太(3年・桐蔭学園高)
MF 藤田息吹(2年・藤枝東高)
MF 横川達郎(4年・渋谷教育学園幕張高)
FW 河井陽介(3年・藤枝東高)
FW 深澤良(4年・清水東高)

【慶應サブ】
GK 小島一輝(3年・愛知高)
DF 甲斐公博(2年・横浜F・マリノスユース)
MF 加美義人(4年・済美高)
MF 松下純土(1年・國學院久我山高)
MF 山浦公裕(2年・FC東京U-18)
FW 川久保理(2年・國學院久我山高)
FW 加藤慧太朗(1年・慶應義塾高)

【慶應交代】
75分 大塚尚毅→山浦公裕


キックオフ、異様に前掛かりな駒沢大。

攻守のセットプレー課題。

球際、セカンドボール、駒大戦は特に負けるとやられる。

PKによる失点

李監督が審判に詰め寄るシーンが何度かあった。


ロスタイムでの追加点。この1点が意味を持つ。
勝利は自ら掴み取る。


※試合終了後、李監督と雑談していると、
駒沢大学の学生が一人寄って来た。何かなと思ったら、「試合中に汚いヤジを飛ばしてしまい、申し訳ございませんでした。」と謝りに来たようだ。その学生、自らが謝りに来たのか、監督に言われたから来たのかはわからないが、結構、しっかりしているなと。正直、慶應のスタンドからも色んなヤジを飛ばしていたかもしれない。悪いことをした後(ミスした後)の初動って、仕事も一緒で、本当に大事だと思う。これがキッチリできれば、ミスしたことが帳消しになるだけでなく、逆に、良い印象すら与えることがある。ミスしない人間なんていませんから。「お詫び日本代表」になってもダメだけど。

★来週は、9/26(日) 早慶戦です!
11:30 @平塚競技場
応援、宜しくお願い致します。

【所要時間:50分】試合後、大宮で大先輩方と飲む。

若手OBが数名応援に来てくれていました。
もっと、来て欲しいっす。