チームがひとつになるということ。
難しいが、慶應には必要不可欠なこと。
6月25日(金)19:00~ @国立競技場 観衆 12230人
慶應義塾大学 2(1-0・1-0) 0早稲田大学
→51年ぶりの早慶戦2連勝
<得点者>29分 山浦公祐 、50分 加美義人(アシスト黄)
〈スターティングイレブン〉GK 中川翔太
DF 黄大城 三上佳貴 笠松亮太 田中奏一
MF 松下純土、大塚尚毅、山浦公裕、加美義人
FW 河井陽介、深澤良
〈リザーブ〉
小島一輝、横川達郎、岩田修平、日高慶太、金房拓海
森田達見、川久保理
〈選手交代〉
65分 山浦公裕→横川達郎
72分 加美義人→日高慶太
83分 深澤良 →川久保理
88分 松下純土→金房拓海
90分 河井陽介→森田達見
昨年の早慶戦(→去年)、あれから、もう一年たったのか…。
国立競技場に向かう地下鉄の中で、ふっと思う。
観衆12230人。昨年は9000人少々。久しぶりに1万人を越えた。一貫校の協力はもとより、地域貢献活動(日吉周辺のサッカースクール)など、日々の努力の結果だと思う。もちろん、これは慶應だけでなく、早稲田の力も大きい。もしかしたら、前日のW杯日本代表の勝利の影響もあったのかも知れない。デンマーク戦の翌日、国立競技場という大舞台で、サッカーが出来る幸せ。今一度、確かめ合い、仲間のため、支えてくれた全ての人とのためにと、ピッチへ立つ。
試合開始序盤は両チームセーフティな立ち上がり。三上、笠松を中心に慶應が制空権を握り(ヘディングで競り勝ち)徐々にペースを掴む。29分、河井がファールを受けてゴール正面でFKを得る。キッカーは山浦(2年)。前日デンマーク戦で見せた本田ばりのブレ球がGKの手を弾きゴールへ吸い込まれる。その後も、慶應ペースで試合は進み、決定機を何度かつくるも決め切れない。前半早稲田のトリックプレーによるCKからのシュート1本に対し、慶應は前半だけで10本のシュートを放つ。若干、ディフェンスラインが下がる場面があったが、終始コンパクトなラインを保ち、大塚、松下のボランチは相手を完全に抑え込んだ。
ハーフタイム、もう一度、やるべきことを確認する。誰も、1-0でこのまま試合が終わると思ってはいない。後半、早稲田の猛攻に備えるも、海老茶色の選手たちの動きに精彩はなかった。後半5分、テソンからのセンタリングを加美が合わせて追加点2-0。その後は交代選手(特に4年生)がキッチリ仕事をこなして、2-0でそのまま試合終了。
試合に出た選手、出られないで仕事をした選手、負けた早稲田の選手、全ての選手一人一人が、この試合で、何を考え、何を想い、どんな行動を起こしたか、起こすのか。悔しいだけでは、現状は何も変わらない。
いざ、出陣
試合前、早稲田首脳陣との挨拶(和やかな雰囲気)
エスコートキッズが選手をリラックスさせる。
この風景は、まだ早稲田には無い。
入場。こんな派手だったっけか。
試合前の李監督。穏やかな表情。
ブブセラの音は無いが、声は両校の応援で通らない。
グラマネ柳生と山浦。
山浦の値千金のFK一発でMVP獲得。
まだまだやれる選手。
俺も全ては見ることができない。
チームの勝利に貢献する溜めに何ができるか。
今年からはじまった?ヒーローインタビュー。
敗者を前に、スタンドにコメントすることに、少々違和感を感じた。ただ、新しいことに対するチャレンジとしては評価したい。
李監督と選手の関係が崩れるというか溶け込む、
この瞬間が最高。
来年も、守るのではなく、勝ち獲る。
試合後の李監督の囲み取材
早慶戦勝利。51年ぶりの2連勝。
この勝利に酔いしれるのは、今日だけにしよう。
総理大臣、後期リーグ戦の勝利だけを。
「勝者には何もやるな」
※「他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは、勝者には何ものをも与えぬこと――その者にくつろぎもよろこびも、また栄光の思いをも与えず、さらに、断然たる勝利を収めた場合も、勝者の内面にいかなる報償をも存在せしめないこと――である。」(三笠書房刊『ヘミングウェイ全集 -第1巻-』より。谷口睦男 訳) →幻冬舎見城氏の解説
※「他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは、勝者には何ものをも与えぬこと――その者にくつろぎもよろこびも、また栄光の思いをも与えず、さらに、断然たる勝利を収めた場合も、勝者の内面にいかなる報償をも存在せしめないこと――である。」(三笠書房刊『ヘミングウェイ全集 -第1巻-』より。谷口睦男 訳) →幻冬舎見城氏の解説
★その後、国立競技場を一時出て、
三田ソッカー倶楽部のメンバーの祝勝会に合流。
三田ソッカー倶楽部のメンバーの祝勝会に合流。
松井会長の挨拶。
OBの皆様、ご支援有難うございます!
最初で最後の胴上げをされた田中部長。
そして、来年は冨田副部長を胴上げしたい。