2010年5月4日火曜日

■「青山剛さんと会う@静岡」


中身も外見も、ここまで変わらない人も珍しい。
軸がぶれないんだよなぁ、この人は。

 
慶應ソッカー部の一つ上の先輩青山剛さんを訪ねて一人静岡へ。
卒業後、サッカーの道を選び、順天堂大学院、遊学館を経て、現在は、東海大翔洋(旧東海大一中)でコーチをしている。そして、今年、ついに地元の静岡県富士市で自身でクラブチームを立ち上げた。NPO法人富士スポーツクラブを発足し、「FC Fuji ジュニアユース」を設立。富士市立吉原商業高等学校のグランドをベースに活動をしているとのこと。
5年以上も前に、一度、静岡で剛さんと会ったときに、「日本一(って、言っていたか否かは忘れたが…)のクラブチームを立ち上げる。」と言っていたが、本当に形になったんだなぁと感慨深い。自分自身が慶應でやろうとしていることについて、剛さんに相談すると、返ってきた来た言葉は一言、「やれるだろ。ただ、コンセプトはキッチリ持つべきだ。」と。マネジメント(運営面)だけ上手くやろうとしても絶対にダメだと。結局はクラブに所属する選手、保護者、関係者との信頼関係、そして、選手に何を伝えて挙げられるかが全てだから。そなると、やっぱり「人」(指導者はもとより、そこに集まる人材)なんだと改めて思う。

剛さんのクラブチームのコンセプトは、ホント、剛さんらしいモノだ。スピードとパワーに頼らないサッカー。要するに頭を使ったサッカー。歩いてサッカーやる感じと言っていた。相手の裏を突く、駆け引き、スペースを見つける感性、味方の使い方などなど、現役時代の剛さんを知っているだけに、どんな選手が育っていくのか想像しただけでワクワクする。
 

刺激を沢山もらった。
俺もやらねばと、帰りの新幹線、富士山を見ながら思う。

 
いきなり、吉原駅に来いと言われても…。
    

剛さんっぽいコンセプトが並ぶ。

「守破離」の精神。これ、剛さん昔から言ってた。
ちなみに、剣道用語のようです。


クラブチームのエンブレム(案)
あえて、富士山ではない。(日本一目指してないから。)
 
大学時代は無茶苦茶。(多分、今も無茶苦茶だと思う。)
風呂でよく小便をひっかけられた。クーラーつけっ放し、家のカギ開けっ放しで山中合宿に行ってた。ただ、サッカーに対する情熱は誰もかなわなかった。 そして、何よりも人間的な魅力に溢れていた。

このスタイル、大学時代と全く変わっていない。
どこかの中学生に見えなくもない…。
 
【所要時間:30分】サッカーと文化。色々考えてみます。