2010年12月21日火曜日

■「Jリーグの抱える問題」

「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない。」-アルバート・アインシュタイン

Jリーグが抱える様々な問題。
新しいビジネスモデルというか、発想が必要だと思う。

しかし、セルジオ越後は、本質ついてくるねぇ。

セルジオ越後コラム】FC東京なのか東京ガスなのか

―前段省略― ともあれ、これで東京からJ1チームがいなくなってしまった。人口1300万人を超えるメガシティに、トップディヴィジョンのクラブが存在しないのだ。これは、Jリーグが地域密着になっていない象徴でもあると思う。1300万人の街が、たとえば6万5000人の鹿嶋市に負けるというのは、本来とても珍しいことなのだが、Jリーグでは当たり前の光景となっている。それはもちろんアントラーズの努力があってこそだが、根本を見れば、地域密着ではなく、やはりJリーグがいまだに企業スポーツであるという問題に突き当たる。東京という街のクラブが降格したのではなく、東京ガスのチームが降格したのだ。

だから、東京がバルセロナやマドリッド、ミュンヘンのように、恒常的にリーグの中心、柱になることはとても難しい(パリのクラブは弱いけど)。現状のあり方では、無理だと言ってもいいね。
本当の意味で企業スポーツから脱却し、プロクラブ、プロリーグとして一本立ちできるように、どこかで舵を切らなければならない。それには勇気も必要だし、痛みもあるだろうけど、僕はそう訴え続けていきたいね。今のままじゃ、都市対抗野球と変わらないよ。(了)
→セルジオ氏コラムはコチラ


【加部究コラム】Jの成長を阻む低賃金、低機会の現状
JFLで優勝した鳥取が昇格を決め、来年からJ2は20チームで争われる。だが現状は最終節を残して1勝しかしていない北九州に象徴されるように、チーム数が増えた分だけリーグ内での格差が広がっている。今年は19チームが参戦したが、実際にJ1昇格にチャレンジしていたのは4~5チームだけだった。
またさらに深刻なのは、J2以下のチームの高齢化だ。例えば来年昇格してくる鳥取だが、JFL後期開幕戦のスタメン平均年齢が29.2歳。最も若いのが大学新卒の中山で23歳だった。結局元Jリーガーたちの経験を生かして昇格は果たしたものの、次の舞台で渡り合うビジョンは見えてこない。
一般的に海外では若手が下部リーグで経験を積み、トップリーグでプレーするチャンスを掴んでいく図式が出来ている。本田圭佑や松井大輔が、このパターンに当てはまる。ところが日本の場合は、カテゴリーが下がるほど高齢化の傾向が顕著になる。J1で通用しなくてカテゴリーを下げるタイプが多く、伸びしろを持つチームが少ないことが活力を欠く要因になっている。財政的に逼迫した多くのJ2以下のクラブは、若い選手を育てたりチャレンジさせたりする余裕がなく、どうしても計算の出来る中堅以上の選手を使おうとするからだ。→続きはコチラ

【所要時間:20分】子供ができるとクリスマスが変わる。