2010年12月29日水曜日

■「最後の新聞」

刺激的なタイトル付けるなぁ~。読みやすいです!
以前、Scoutの会でご一緒させて頂いたサッカー専門紙「EL GOLAZO」山田泰さん著書の本。
金融マンだった山田さんが新聞を創刊するという夢に向かっていく過程が細かく書かれている。メディアのデジタル化が進む中で、「新聞(紙)」は終ったと言われるが、これを読むと、まだまだ可能性があると感じさせてくれる。新聞社の持つ宅配機能は、駅売りも含めて、唯一無二なディストリビューション機能。毎日、朝6時前に、しかも、ほぼ同じ時間に、自宅にモノが届くって、当たり前のようだがスゴイこと。以前、小泉首相が郵政民営化のときに、「全ての新聞(中央紙・地方紙等)を郵便局に配布させれば全ての新聞社のコスト削減に繋がり、且つ、郵便局も潤う。」と、新聞関係者に言ったとか言わないとかって話があったが、郵便局には絶対無理。
とはいえ、結局はコンテンツ。ユーザーエクスペリエンスという言葉が語るように、ユーザー視点での編集なくして、成功は無い。

※新聞社のデジタル化への対応。単に、本紙の記事を様々なデバイスにマルチユースするだけでは、もはや収益モデルはない。結局は、中身の問題だと最近、つくづく感じる。以下参考まで。

■牧野洋「ジャーナリズムは死んだか」

【所要時間:20分】本日、仕事納め。今の部署、もう5年間か。