新大学サッカー(関東)ロゴ。→詳細はコチラ
大学サッカーに関する記事が日経に掲載されていた。大学サッカーネタが記事になるなんて、正直、珍しいこと。ガンガン色んなことやって、大学サッカーを盛り上げて欲しい。慶應としてもやれることをやる。
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■フットボールの熱源「学生よ、殻を破れ」
(4月27日 日経朝刊)
日本の大学サッカーには実はリーグの愛称もロゴもなかった。それでは、全国9地域のリーグにかかわる人間が共通の思想を持ちにくい。 全日本大学サッカー連盟はそこで、リーグの愛称を「JUFA League」と定め、関東大学リーグなら「JUFA League Kanto」と名乗ることにした。さらに、リーグの「顔」となるロゴも必要ということになり、蒔絵(まきえ)の人間国宝である室瀬和美さんに作成を依頼した=写真。
室瀬さんは東京芸術大で左ウイングとしてプレーした経験の持ち主で大のサッカーファン。「サッカーは局所と大局を同時に見て感じ取ることが必要なスポーツ」と解釈し、「サッカーで養ったその能力が、何もないところから何かを創造するいまの仕事に生きている」と話す。 ロゴの作成にあたってはリーグを運営する学生との対話を重ねた。「学生がどういう考え方でプレーし、リーグを運営し、サッカーに何を求めているのかという価値観を聞く必要があった」という。その結果、「知的な成長」「殻を破る」というテーマが定まり、金の卵を若者のエネルギーで破るイメージのロゴができた。 「いまの学生は非常に知的で視野が広い。でも、狭いところに入っていって見る目もあっていいんじゃないかと思う。それが個性につながる」。室瀬さんは学生に創造性を養って殻を破ってほしいと訴える。 視覚に訴えるデザインというものは、そこに込めてある思想を外に示すと同時に、自分たちが共有している思想を再確認する道具になる。このロゴを目にすれば、リーグにかかわる学生は自ら「サッカーを通じて殻を破るのだ」と復唱できる。そして、そのリーグの思想、価値観が受け継がれる。(吉田誠一)
→日経電子版 オススメです。
【所要時間:10分】