神奈川大学の取り組みが先週日経新聞に取り上げられていた。神奈川大学サッカー部のホームページをチェックしたら、「F+1」というキャッチフレーズがあった。ちょっとしたキャッチフレーズ、「コトバ」を掲げることで、選手の意識は間違いなく変ると思う。大学の地域貢献、社会貢献が求められている。慶應ソッカー部も色々と取り組んでいるが、もっともっと出来るなぁと思う。学生のレベルは間違いなく高い、キズキを与える、キッカケをもっと与えて、自主性を高めていかねばと思う。
■「フットボールの熱源」選手を根っこから強く
選手として成長するには人として成長しなければならないとよくいわれている。J2湘南の大森酉三郎・フットボールアカデミーディレクターはもう少し具体的にして「フットボールスキルを向上させるには、ライフスキルを向上させなければならない」と話す。 ライフスキルとはコミュニケーションをとり、意思決定し、感情をコントロールするなどの技術であり、共感性や自己認識能力や創造的思考力などを指す。つまり、日々起こる様々な問題に対処する能力のことだ。大森さんは神奈川大サッカー部監督時代、選手に審判をさせ、試合会場の草むしりをさせ、町の清掃をさせたほか、特定非営利活動法人(NPO法人)を設立し、責任を持たせた形で少年サッカー教室やスポーツイベントの運営をさせた。 「学生を社会に出して、人の立場を理解させ、その中で自己主張し、問題を解決するすべを身につけてもらおうと思った」。監督に就任した2004年に神奈川県大学リーグにいたチームは07年に関東大学2部で優勝し、1部に昇格。有力選手を集めたわけではないのに短期間に躍進できたのは、選手がライフスキルを磨いた成果だと大森さんはみている。 湘南でも神奈川大時代の指導哲学を貫いている。先月、クラブが行ったチャリティーイベントではアカデミーの選手に自転車置き場の管理やサッカー教室での補助をさせた。保護者には「お子さんに家事を手伝わせてください」と伝えている。 「家庭や学校で好きなことしかしない子はピッチ上でも同じ。そういう子は組織の中で機能しない」と大森さんはいう。「木にたとえると根の部分がライフスキルで、そこを強化しなければ幹は太くならず、花は咲かない」。サッカーだけ教えていても根は強くならない。
【所要時間:15分】
本日、新聞社の方とプチ打上げ@京橋。一つプロジェクトが終る。というか、始まる。長いプロジェクトだったが、今思えばあっという間だった。