2011年4月9日土曜日

■「エリースFCってご存知ですか?」



東京都で社会人サッカーをやっていれば知らない人はいないエリースFC。代表であり、監督でもある小宮さんのインタビューがTOKYO FOOTBALL MAGAZINEに掲載されていた。これは、ビジネスマンフットボーラーは必読。非常に勉強になる。1970年創設の歴史はだてじゃないです。

一部勝手に抜粋させて頂く。
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Q:当時のチームはどういった理念を掲げていたのですか?

「当時は呉先生がチームの方針を決めていました。理念としてはアスリートというよりかはジェントルマンを作りたい。要するに社会人になり週末のサッカーを通して良い人間関係を築き上げていこうという考え方でした。そういった考えをつなげながら今は『3C』というコミュニケーション、コスト、コンディションの3つを掲げてやっています。コミュニケーションは選手同士やスタッフともしっかり話しをしてチームの和を広げると共にチーム内での連絡もしっかり取り合おうというもの。コストはわれわれはプロチームではないので好きなサッカーをやるなら年会費35,000円(トップチームは70,000円)をしっかり払ってやっていこうというもの。コンディションは試合の時は選ばれた11人しか出れないので、週末にお酒を飲んだり、遅刻をしたり、無責任なことはしないようにというものです。今はそれらを理念にやっています」

Q:今は東京都リーグにもJリーグを目指すチームがずいぶんと出てきましたが、その点についてはどうお考えですか?

「Jリーグを目指すチームが出てきたこと自体は良いと思いますが、若い選手たちをあおるような言葉でチームに入れるようなことがあれば考えなくてはいけないと思います。『Jリーグを目指している』と言うこと自体は簡単ですが、元となる地元の応援や基盤になる経済力を持っているのか、そういった点も明確に開示してほしいです。今の若い子たちは逃げがうまくて、大学を出て就職難で仕事が厳しいと『自分はJリーグを目指しています』と言ってしまうんですよね。うちのチームでレギュラーで出れない選手がなんでJリーグにいけるんだとなってしまいます。 Jリーグを目指しているチームでアルバイトをしながら頑張っている選手もいますが、チームとしては安易なことはやってほしくないです。よく他のチームの理事とも話しをしますが『うちのチームでもアルバイトで頑張っている選手がいる』という話しになります。じゃあ怪我したらどうするの?その選手のセカンドライフはどうするの?と聞くと考えていないのがほとんどです。その点、町田ゼルビアさんなんかはものすごく上手ですよね。選手を呼ぶけど地元の企業に就職させて仕事もさせています。今年、町田ゼルビアからうちのチームに来た選手がいますけど『チームからは解雇されたけど、会社からは解雇されずに頑張っています』と言っていました。町田ゼルビアというチームがものすごくきちんとしている点だと思います」

Q:長い間サッカーと仕事を両立してきた小宮さんから今の若い選手たちにアドバイスをいただけますか?

「エリースでは仕事とサッカーだけでなく、家庭を加えた3つのバランスを大切にしなさいと言っています。仕事だけに打ち込んでしまうと、仕事がうまくいかなった時や仕事がなくなってしまうと本当に落ち込んでしまいますよね。仕事がうまくいかなくても好きなサッカーで頑張る。サッカーが負けてばかりでも良い家庭を築き上げていく。家庭の奥さんとうまくいかなくてもサッカーや仕事で頑張る(笑)。とにかく一つのことに集中して頑張るのではなく、仕事、サッカー、家庭の3つを柱にしてどれも一生懸命頑張りなさいと話しています」

-------詳しくは→コチラ(有料ですが面白い。)

サッカー、仕事、家庭の両立が本当に難しい。ただ、サッカーでも、仕事でも仲間がいるから、頑張れると思うし、家庭そのものが一つのチームなんだと、子供が生まれて強く思うようになってきた。

【所要時間:25分】

本日、ソッカー部コーチ森本さんと飛永と3人で食事。サッカーデータの深い話を聞く。刺激を受けまくる飛永。何か形にしたいですねぇ。ホント勉強になりました。