2009年9月5日土曜日
■後期開幕戦 vs筑波大(敗北)
関東大学サッカーリーグ戦後期開幕戦
第12節 vs筑波大学 11:30 @駒沢陸上競技場
×1-3(1-1) 筑波大…試合巧者の筑波に完敗
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あっという間に夏も終わり、後期開幕戦を迎えた。相手はリーグ戦で30年以上勝ったことが無い筑波大。30℃を越える暑さの中、試合がはじまる。前半立ち上がり、筑波大はツートップにシンプルにロングボールを当て、その落とし、こぼれ球からチャンスをつくる。慶應は中盤のショートパスからサイドチェンジといった展開で何度かサイドの突破をはかるも崩し切れない。前半16分、中町が2列目から飛び出した所でゴール前でファールを受ける。そのFKを中町が自ら直接叩き込んで先制。流れが悪かっただけに、貴重な先取点。(マチのFKの精度は異様に高い) 得点後、直後の失点は絶対に避けなければいけないと、誰もが思ったにもかかわらず、4分後、ゴール前のロングボールから、ショートパスを繋がれて最後はGK1対1となり同点とされる。とにかく、ディフェンスが緩い。1対1のアプローチとアタックの判断が悪いから、プレッシャーになっていない。また、チームとして、一瞬集中力が切れることが多々みられた。1部で、これは致命的だ。1-1で前半を折り返す。
後半立ち上がりは、右サイド中川と田中の積極的な上がりから何度かチャンスをつくるも、堅いセンターラインを破れない。センターバック三上が足首を負傷。行けるか、行けないのか?グランドの選手とベンチとで、若干、コミュニケーションのズレが生じた。そんな中、ゴール前のロングボールのこぼれ球を2列目から飛び出した選手に拾われて、GKと1対1となりあっさり決められ逆転を許す。結局、三上は内田と交代。試合中の怪我やトラブルに対するベンチワークを再度確認し、次節以降の対処を考える必要あり。後半28分慶應自陣右サイドからの筑波FK、GKとディフェンスラインの間に放り込まれ、慶應DFがお見合いのような形となりオウンゴールで1-3と突き放される。2点差をつけられて、ようやく開き直る。サイドからの積極的な攻め上がり、ディフェンスラインの押し上げがようやくみられた。ただ、やられてからやり返すのでは、このレベルでは勝てない。終盤はゴール前をブロックされ、何度かチャンスをつくるも、ゴールを奪えず試合終了。最後、もう少し、がむしゃらにいって欲しかった。終わってみれば1-3で完全に試合巧者の筑波にやられた結果。しかし、初戦で課題が浮き彫りになったともいえる。あと、気になるのは、試合中の一瞬のスキ(集中力の欠如、コーチングのない沈黙、失点の後の落ち込みetc)が生じることがある。コーチングを絶やさない、ボールから一番遠い選手が最も集中する!といった基本的なことが重要だと思う。
前期の結果を全て忘れて、前期の開幕戦と同じチャレンジ精神で次節以降試合に臨まなければいけない。誰かがやってくれるのでは…。といった気持ちが致命傷になる。慶應は、選手一人一人が100%以上の力を出して、初めて勝利を掴めるチーム。ビビる必要はない、自信を持て、ひたむきにサッカーをして、次節、後期初勝利を掴もう!