2010年11月19日金曜日

■「もう一つの早慶戦」

4年生最後の試合。心地よい緊張感が漂う。

早稲田との練習試合@日吉。
17:30キックオフ 45分×4本

仕事を終えて、日吉に向かう。
明日のリーグ戦に出場しない4年生にとっては最後の試合。しかも、Jrリーグで大敗している早稲田。1分でもいいから、見たかった。4年生がどんな試合をするのか。そこには、多分、何かがあるはずだから。

3本目の途中でグランドに到着。
スコアボードは3-0。
3本目も1-0で勝利。
最高の舞台を4年生に用意する。
これで4本目だけ負けられる訳がない。
多分、早稲田の方も4本目は4年生が多かったと思われる。

立ち上がりから激しい球際の奪い合い。
意地のぶつかり合い。
馴れないセンターバックの和真も高い集中力で相手FWに喰らいつく。両サイド武内、内田の運動量は相手サイドバックを徐々に押し込む。

慶應ホームだけに、仲間の応援が確実に選手を後押しする。
左サイド内田のセンタリングを石川が合わせて先制。
石川の見たこともないプレーでベンチが沸く。
途中交代の望月のドリブルから山本が冷静にゴールを突き刺し2-0。更に2点を加えて4-0で勝利。

出来過ぎたドラマのようなエンディング。
こんなに躍動した4年生を見たことがない。
4年生一人一人のプレーが、
自分の眼に、心に、鮮明に焼き付けられた。

試合後、興奮する気持ちを抑えて、辛口コメントに徹する。
今日の試合のような高い意識で、日々の練習に取り組んでいたら、君たちは、今日、ココにいないはずだと。(トップチームにいるはず。)
今日の勝利で自己満足に浸る選手はいないと思う。
次のステージで活躍して欲しい。

一方で、負けた早稲田。
自分たちと同じくらい長いミーティングをしていた。
試合後、コーチは4年生にどのような声をかけたのだろう。
もし、逆の立場だったら、自分は4年生に何と言うのだろうか。全く思いつかない…。勝った数も、負けた数も少な過ぎる自分の経験不足を痛感する。

正式な審判、ゲームが締まる。感謝。

先制点を奪い、ベンチも喜びを爆発させる。
4点目、望月のパフォーマンスだけは不要だった。
相手をリスペクトする気持ちを忘れてはいけない。


AWAYとはいえ、早稲田が少々元気がなかった。

試合後、グランドの外に早稲田の古賀監督の姿が!
多分、試合途中から来たのだろう。ベンチに座ることなく、外から試合を見つめていたのだろうか…?グランドの外で選手一人一人を迎える姿を見た時、古賀監督の人間性を垣間見たような気がする。早稲田の選手は何を感じたのか・・。


リーグ戦最終戦の前日に早稲田と戦えることに感謝。
今日の勝利が、明日の最終節、
神奈川大学戦の勝利に繋がると信じて、明日に臨む!

【所要時間:40分】女子マネ橋爪、お疲れ様!