2010年11月7日日曜日

■「リーグ戦⑳vs拓殖大 素敵なプレゼント。」

サッカー日和@保土ヶ谷。

降格が決まった拓殖大だが、序盤から積極的に仕掛けてくる。前節早稲田に0-6で負けたことで、何か吹っ切れたのかも。前半12分に田中が遅延行為でイエローカード、コレはいらない。前半15分過ぎから徐々に流れが慶應に。日高、河井にボールがおさまり、両サイドからの攻撃開始。藤田に代わってスタメン起用の松下も何度かサイドチェンジのパスを狙うも精度が低い、試合勘の問題か…。松下の持ち味である、大きな展開力、2列目からの飛び出し、中盤でのボール奪取といった良い所がなかなかみられなかった、彼の力はこんなモノじゃない。左サイドは横川が積極的なプレスで前後半通じて終始相手サイドバックを押し込むことに成功。前半34分、ペナルティエリア右前での河井の個人技からのセンタリングをファーサイドの加美が合わせて先制。ゆりかごゴールパフォーマンス(以下参照)も飛び出し、勢いに乗るかと思いきや追加点がなかなか奪えない。後半開始から風間、大塚を投入、追加点を狙う。田中、黄色が両サイドを果敢に崩し、決定的なチャンスを2~3回つくるも、決め切れない。ゴール前の人数は増え、入り方にも工夫が見られただけに残念。
逆に、拓殖大にカウンターを受け、危険な場面をつくられるも、相手の決定力不足に助けられ、そのまま1-0で試合終了。勝ち点3を取れて、まずは良かった。

※個人的には、河井にもっと貪欲にゴールを狙って欲しかった。周りが見え過ぎて、完璧な崩しを追及する狙いも良いが、より高いレベルでやるには、もっと強引にゴールに絡んで欲しい。河井はシャビ(バルサ)のような選手になれる。彼自身の理想の選手は全く知らんが…。相手マークのギャップをみつけて、相手のプレスを巧みにかわし、簡単に前を向き、ボールをさばくだけでなく、ゴールにも積極的に絡む姿を重ねたくなるのは自分だけじゃないと思う。

○1-0(1-0) 拓殖大学
→公式記録はコチラ

【得点者(アシスト者)】
34分 慶大 加美義人(河井陽介)
【慶應先発】
GK 中川翔太(3年・國學院久我山高)
DF 黄大城(3年・桐生第一高)
DF 笠松亮太(3年・東京ヴェルディ1969ユース)
DF 三上佳貴(4年・藤枝東高)
DF 田中奏一(3年・FC東京U-18)
MF 松下純土(1年・國學院久我山高)
MF 日高慶太(3年・桐蔭学園高)
MF 横川達郎(4年・渋谷教育学園幕張高)
MF 加美義人(4年・済美高)
FW 河井陽介(3年・藤枝東高)
FW 深澤良(4年・清水東高)
【慶應サブ】
GK 小島一輝(3年・愛知高)
DF 甲斐公博(2年・横浜F・マリノスユース)
DF 香川佑介(2年・横浜FCユース)
MF 大塚尚毅(3年・滝川第二高)
MF 山浦公裕(2年・FC東京U-18)
FW 風間荘志(3年・暁星高)
FW 森田達見(2年・川崎フロンターレU-18)
【慶應交代】
45分 深澤良→風間荘志
45分 松下純土→大塚尚毅
74分 加美義人→山浦公裕

サッカー専用グランドは、やっぱりイイ、近くて。

降格が決まっている拓殖大だが、モチベーションは低くない。

ゴール前、FKのチャンス。味方の選手二人が、相手FK壁の中に入り、膝まづいてボールをGKから隠す蹴り方を通常はやっているのだが、今日は主審から注意され出来なかったようだった。ルールが変わったのだろうか…。

圧倒的な運動量と技術で中盤を支えた日高。
プレーに自信がみなぎる。

ゴールパフォーマンス後、急いで自陣に戻る選手たち。
(イエローでなくてホント良かった)

先取点の後に、メインスタジアムに向かって選手が集まる。
キャプテン三上が、客席をキョロキョロ。

何かなと思ったら、
何と!全員で「ゆりかごパフォーマンス」

あっ、俺か(秀馬)。正直、めちゃくちゃ嬉しかった…。
ただ、すぐそばにソッカー部のOB(重鎮)の方々がいらっしゃって、あいつらは何をやっているんだ!と怒らんばかりの形相。俺も、立場上、手放しで喜べず、グランドの選手に向かって起立して一礼が精一杯のリアクション。ホントは万歳三唱もんでしょ。とはいえ、選手たちが自分たちで考えて、こういうパフォーマンスをやってくれたことが嬉しいし、チームに一体感が無いと、そもそもこの手のパフォーマンスってできないから。さすがに、突然のパフォーマンスだったので写真は撮れず。っていうか、上から偉そうに写真もどうかとも思いました。試合のビデオに映っていたら、映像アップしたいな。試合後、李監督からも、選手が何をやっているのか解らなかったけど、人見のことだったんだね。と。
余談だが、大学サッカーでは、この手のパフォーマンスは皆無。個人的には、遅延行為にならず、相手チームを不快にさせなければOKだと思う。関東大学リーグは入場料取ってるし、観客喜ばせるって意味では悪くないかと。とはいえ、試合に負けるとゴールパフォーマンスそのものを否定されかねない。そんなことやってるから、逆転されるんだよと。ということで、今日は勝って本当によかった。

※参照
ゆりかごパフォーマスといえば→オリジナルはこの人かと。
日本協会の松崎康弘審判委員長→ゴールパフォーマンスについて。

【所要時間:60分】今日のことは忘れませんよ。感謝。

余談ですが、
以下、デンマークのバス運転手さんのある誕生日のビデオ。
心温まるサプライズって最高ですな。