2009年11月15日日曜日

■リーグ戦21節vs早稲田大【完勝】


ピッチに立つ黄色いユニフォームの選手。私たちにとっては『彼ら』ではありません。これは、私たちそのものです。と、山本浩さんのジョホールバルの奇跡でのアナウンスが心の中で響いた…。
 
 
朝起きると、清々しい天気。青空。
小学校の運動会の朝、お正月の朝、みたいだと何故か思う。
ワクワク、ドキドキしながら西が丘に向かった。社会人になると、仕事上のトラブルなどで嫌な緊張感は多々感じるが、心地よい緊張感を味わうことは極端に少ない。
 
関東大学サッカーリーグ戦第21節 
11月15日(日)vs早稲田大学11:30 @西が丘
○1-0(0-0)早稲田大学…全員で掴んだ勝利。
 
【得点者(アシスト者)】
後半23分 慶大 中町公祐(河井陽介)
 
【本塾先発】
GK 小島一輝(2年・愛知高)
DF 黄大城(2年・桐生第一高)
DF 笠松亮太(2年・東京ヴェルディ1969ユース)
DF 三上佳貴(3年・藤枝東高)
DF 田中奏一(2年・FC東京U-18)
MF 織茂敦(4年・國學院久我山高)
MF 中町公祐(4年・湘南ベルマーレ)
MF 山浦公裕(1年・FC東京U-18)
MF 河井陽介(2年・藤枝東高)
MF 中川靖章(4年・静岡高)
FW 甲斐悠佑(4年・慶應義塾湘南藤沢高)
 
【本塾サブ】
GK 辻柾次(1年・近畿大学附属和歌山高)
DF 横川達郎(3年・渋谷教育学園幕張高)
DF 甲斐公博(1年・横浜F・マリノスユース)
MF 藤田息吹(1年・藤枝東高)
MF 森田達見(1年・川崎フロンターレユース)
FW 風間荘志(2年・暁星高)
FW 大森純希(3年・都立駒場高)
【本塾交代】
後半43分 山浦公裕→森田達見
後半44分 河井陽介→大森純希
 
最高の舞台がそろった。負ければインカレ出場が絶望的になる。崖っぷちの戦い。早稲田は、キックオフから激しくプレスをかけてくる。31柿沼の左足のミドルシュートが慶應ゴールのバーを直撃、一瞬スタジアムが凍りつく。前半は一進一退。サイドを起点としたワイドな攻撃が少なく、中央からの攻めでカウンターを喰らう場面が何度かあった。早稲田のツートップはスピードがあり、スペースを与えると危険だ。だが、今日の慶大ディフェンスラインは、ほぼ完ぺきに対応していた。早稲田は前半からかなり飛ばして来ていたので、後半、20分過ぎに必ず落ちてくるからチャンスは十分あるなと。
後半立ち上がりから試合の展開が激しくなる。後半7分織茂のサイドチェンジから中町のセンタリングを黄がヘディングシュート、惜しくも外れる。逆に、8分左サイドを崩されて決定的なチャンスを与えるも、相手シュートがGK小島の正面で、冷や汗。11分右サイド中町→河井と繋いで、河井の切返しからゴール前のパスをフリーの甲斐がシュートを放つも枠を捉えられない。甲斐が何度かチャンスを外すも、誰も下を向く選手はいない。24分ゴール前のFK、キッカーは河井。早稲田のDFライン、なぜか逆サイドのマークが足りていないことに気づいていない! そこを河井は見逃さず、ファーサイドの中町へ正確なボールを送り、中町がフリーでワントラップ、ボレーシュートを早稲田ゴールに突き刺す!勝負強い、somethingが彼にはある。
その後、早稲田も前線にボールを放り込んで攻め込んでくるものの、アタック&カバーが徹底された慶大DFを崩すことはできない。セットプレイから何度かピンチを招くも、何とか体を張ったディフェンスで守り切り、そのまま1-0で試合終了のホイッスル。球際、セカンドボール、集中力で早稲田に勝っていた。
ただ、我々はまだ、何も勝ち取っていない。次の最終節中央大に全てをかけて戦う。チームを信じて…。
  

若手OBも多数応援に来てくれた。
KSSのスクール生も来てました!
 

中町のFK。珍しく、大きくフカす。が、決勝点をキッチリGetした。
 
得点となったFK。この時点で、完全に逆サイドのマークが足りていない!?
 

早稲田4年生の悔しい気持ち、少しわかるかも。


次の中央戦に向けて準備開始だ。
 
1-0。勝利。この裏にある事実と真実。勝負の世界は厳しい。
  
女子部の応援など、チーム全体としての勝利への気持ちが少し早稲田より上回っていたのかもしれない。もちろん、それだけが勝因ではないとは思う。 気持ちだけで勝てるほど、大学サッカーは甘くない。
 
【所要時間:50分】このチームで1試合でも多く戦いたい。