昔話の延長で、ビッチは、とにかく、背中で引っ張るタイプの主将だった。一言でいえば高倉健です。世界一口数の少ないキャプテンとしてギネスにも載ります。もちろん、試合中のコーチングは的確です。4年生で初めてレギュラーとして試合に出る主将というのは、並大抵のプレッシャーではなかったと思う。それを、尋常じゃない努力で職務を全うした男です。誰よりも早くグランドに来てアップを開始し、誰よりも最後までアフターをこなす。しかも、毎日。クーパー走(12分間走)でも、常に先頭で走り続ける。(今年の中川主将も持久力系の体力測定ではトップ。実際の走りは見ていないが、何かビッチに通じるものを感じた。) 4年次のビッチのアフターでの1対1と右サイドからのアーリークロスの本数は、天文学的な数字だと思う。グラマネとして、正直、故障が怖くて止めさせたかったが、その悲壮感に圧倒され止められなかった。そんな姿を見て、何も感じない人間はいない。(清水東の後輩でもある日本代表の内田にも見せてやりたい。)そんな不器用だが誰よりも信頼できる男と一緒に戦えた自分は幸せだったと今さらながら思う。しかし!ぶっちゃけ勉強はからっきしダメだった。常に落第スレスレ。大学4年間で延べ40時間も勉強してないんじゃないかと思う…。しかし、そんな勉強嫌いの彼が、卒業後に司法書士の勉強に専念、見事合格して資格を取得し、素敵な家庭を築いている。面白いですねぇ。

大野と愛さんとおでんのスリーショット。今でもビッチはストイックに週末、平日早朝走っているそうです。


壮行会のお祝いで平末がケーキを買ってきてくれました。離婚して、気が利くようになったね。慶應の1部での活躍を祈願して、ローソク消してみました!(この年で、ちょっと恥ずかしいです。)
■追伸
愛さん、平日の、しかも夜遅くにすいません。本当にありがとうございました。頑張りますので、一緒に試合観に来てください。【所要時間:40分】
■おまけ(高倉健)