2009年3月4日水曜日

■最近読んだ本「カーライル」「この胸に深々と~」他

今年になって読んだ本を忘れないうちに書く。
■「カーライル」
ソッカー部の一つ後輩の飯島がいる会社ということで、どうせPR本だろと思って読んだら意外と面白い。っていうか、異常に読みやすい! しかし、カーライルってのは創業者の名前ではなく、創業メンバーが集まったホテルの名前だったんですな。以下、ざっくり内容メモ。
プライベートエクイティとは。MBOは「経営陣による企業買収」ではなく「経営陣による株主の交代」である。「株主による経営陣の交代」という企業経営のギャップを埋めるところにビジネスチャンスあり。ガースナー(IBMの元CEOで「巨像も踊る」の人)がカーライルで何をしようとしてるのか。実際の事例としてコバレントマテリアル(東芝セラミックス)、キトー、ウィルコム、クオリカプス(薬の錠剤のカプセルの会社/寡占状態/どこでも作れそうだが、実は高度な技術必要らしい)。企業理念のワンカーライルはちょっとダウト。コンサルとの違いは、当事者意識があるかないか、アドバイスだけでは終わらない、むなぐら摑んでも実行させるところまでやる。9.11のビンラディンの金がファンドにあったという話にも少々触れてる。コレ読むと、カーライルがとてつもなく良い会社だと思われる。が、素朴な疑問で、投資先企業の社員とカーライル社員の年収格差は2~3倍以上あると思うんだが、そこでやっかみとか、色んな問題あるはずだろうなぁと思う。それを人間力でカバーしるのだろうか?


■「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」(上)(白石一文)
出版社で編集をしている親友N川のオススメ。基本、ビジネス書以外で面白そうな本は、彼から情報を頂くことが多い。優秀な編集者のオススメはほとんど外れは無い。ただ、彼の偏りはある。この本も好き嫌い分かれるが、個人的には面白いと思う。内容は、格差社会、セックス、夫婦…と書くと安っぽいなぁ。


■「主役はシニア」(新谷文夫)
タイトルどおり、これからは間違いなく、主役はシニア。昨年から、個人的にシニアビジネスについて勉強中。だが、未だ成果ゼロ…。今年は何かやらねばと。


しかし、もう少し本読まないとマズイな。【所要時間:35分】