2009年3月29日日曜日

■BチームvsCチーム戦(下克上)

本日、晴天。10:30キックオフでBチームvsCチームの試合。いわゆる、下克上マッチ。

Cチームが4-1で完勝。自分がCチームを見た中では、間違いなくベストゲームだった。

初めてのBC戦で、個人的にもどんな感じの試合になるのか興味があった。当然、Cチームの方がモチベーションは高く、Bチームの方は受けて立つ感じになるので、Cチームとしては、いかにBチームを本気にさせるかがポイント。

試合前、Cチームに言ったことは、①「1対1で負けないこと」 ②「立ち上がりの5分とにかく集中。(そこで試合が決まる。とにかく厳しく行け!)」 ③「攻守の切り替え徹底(リ・スタートミスしても早くやれ)」の3つ。


通常の試合前のアップよりも特別に負荷をかけて、3対5+2の対人練習を入れた。それが、序盤の厳しいチェックに結びつき、立ち上がり5分でCチームが先制。しかし、すぐにエリア内でファールを犯してPKを決められて1-1に追いつかれるも、下を向くことなく、前線からの激しいプレスで中盤でボールを奪い一気に崩して22分に2-1再び勝ち越し。ココから、Bチームが一気反撃に来て欲しかったが、逆に、24分、35分と立て続けにCチームが追加点を奪い、前半を4-1で折りかえす。後半は、Bチームに押し込まれる場面が多かったものの、1対1で何とか食らいつき0-0で試合終了。Bチームの覇気の無さ、試合運びの悪さが目立ってしまった。



1対1の局面での対応は良く、球ギワでの強さはCチームが勝っていた。また、攻守の切り替え、特に、前線の選手のリアタックは非常に良く、チーム全体の意思統一も徹底されていた。改めて、サッカー(特に学生のこのレベル)は、チームの意思統一の徹底と「気持ち」で上回れば、ある程度の格上に対しても充分通用してしまうことを再認識した。一方で、今日みたいな試合(パフォーマンス)コンスタントに出来ないのがCチームのメンバーの弱みであり、また、今日は対戦相手の特徴を知り尽くしていたので1対1の応対が良かったが、知らない選手に対して臨機応変に対応するには、やはり経験が必要不可欠。

試合直後、BチームとCチームの選手の入れ替えを発表。この試合のパフォーマンスの結果だけで選手を入れ替える訳では無いものの、あまりにもBチームの内容が悪過ぎたため異例の即決。上がる選手、落ちる選手、現状維持の選手、とにかく、トップで試合に出ることを目指して、毎日の練習とアフターと、グランド外での筋トレ・食事など全てにおいて妥協せずにベストを尽くして欲しい。

満足のいく試合内容だったなぁと、少々高ぶった気持ちも、全体集合の後、選手の表情、動きを見る。アフターに取り組む選手が非常に少ない…(何人かシュート練習をしていた)、正直、寂しい。危機感を感じる。もちろん、トップチームが直後の13時から練習ということで、グランドは空いてはいないが、全面使って練習する訳じゃないから、自主トレできるスペースは沢山あるはず。なぜ、そこでボールを蹴らないか?対人をしない?ヘディングをしないか?

習慣化させるところから始めなければならない。



練習前、人工芝のゴムやゴミをほうきで1年生が掃いていた。こうした仕事は非常に徹底されており、素晴らしい!と思う反面、選手が自主的に練習に取り組む姿勢が薄いのがとにかく気になる。練習後のボールの個数チェックも大切だが、自分の1対1の練習、ヘディングの練習、シュートの練習を優先させる貪欲さも必要。その上で仕事もキッチリやれば…。

 

■追伸

トップチームの練習後、帰宅しようと合宿所を出たら、ラグビー場の横で、見覚えのある顔が…。何と、日刊スポーツO越さん!現る。仕事で非常にお世話になっている方だけに、何でいるのと?向こうも何でいるのと? 何でも、お子さんが慶應ラグビー部の練習を観たいといって、連れてきたとのこと。まだ、中学3年生であどけない顔だが、一人ポツンとグランド内のベンチに腰掛けて練習を食い入るように見つめる姿は、すごいなぁーと思った。(中学で大学の練習を観に行こうという発想が当時の自分にはまず無い。)その息子の姿を、グランドの外から見つめる父O越さんもいいですね。下のチビちゃん(小学低学年?)も、ラグビーボールで遊んでました。スポーツは家族の絆を構築する。

【所要時間:60分】